単位認定で心を折られてからが編入だ
ぷりん ぷぷりん ぷぷぷりん
こんにちは。葵(@No_AA89BD)です。
さて、本稿は、編入した後の一年間を振り返ろうということで書いていきます。ただ、一年の振り返りを一気に書こうとしたら膨大な文字数になってしまったので、少しずつ分けて書いていきます。今回は単位認定の地獄の記事です。どうぞよろしくお願いします。
1. 半分逃げていった私の取得単位
入学前に単位認定の審査のための書類を提出し、入学式から数日後に単位認定の申請結果が通知されました。単位認定とは、編入前の所属(大学・短大・専門学校等)で取得した単位を編入後の大学の読み替えることです。つまり、いくらか単位を取得している状態から編入することになります。認定単位数の上限などの決まりに関しては編入後の大学ごとに異なり、それに基づいて編入生一人ひとりの単位認定がなされます。
私は編入前の大学で98単位取得していました。しかし、編入した大学の単位認定の仕方は、指定された範囲内の科目のうち最大60単位申請することができる、というものでした。一括認定ではなく、一つひとつの科目を読み替えていくスタイルの申請だったため、編入前と編入後の専攻が異なる私は厳しい戦いを強いられました。読み替えできそうな科目があまり多くなかったため、最大60単位申請できるところを私は53単位分しか申請できませんでした。
単位認定の結果はというと...
49単位!!!!!!!!!
???!?!!!?!?!?!??!!!??!!
編入しなければ98単位あったのに、編入したら49単位に。ぴったり半分です。ちょうど1/2になるように誰かが裏で操作でもしたのか???(してない)
実は49単位は確定版で、最初の通知のとき(教授会での決定はまだなされていなかったとき)は47単位でした。これでも2単位増えたんですよね...。増えた2単位は英語の単位でした。「英語 □ ○○○(□に入るのは数字、〇に入るのはその授業で扱うテーマ名)」を複数個申請したのですが、なぜか申請が通っていなかったので先生方に聞いてみました。すると、○○○の部分が違っていても□の数字が同じ科目は取得上限がある、とのこと。でもそんなことは、もらっていた書類のどこにも書いてなかったです。事務の方に確認すると、そもそも上限があるともないとも、どこにも書かれていない、と言われました...。ということで、少々回り道をしましたが無事に2単位をもぎ取りました。それでも49単位なのですが...。
2. 過去のツイートから単位認定を振り返る
単位認定に関する一連の私の過去のツイートはこんな感じ。
この大学の編入生は単位認定されにくいかというと、おそらくそうでもない。53単位申請して49単位認定されているし。
— 葵 (@No_AA89BD) 2019年4月6日
私の既修得単位数98が49まで減少したのは、指定された科目に読み替えられるものが少なかったから(編入先が設置している科目全てが申請できる範囲ではなかった&専攻違うと厳しい)。
前期の履修はこうなりました
— 葵 (@No_AA89BD) 2019年4月18日
これ+集中講義2単位 pic.twitter.com/PJIh9In1dC
Twitterでは割と淡々と報告していましたね。卒業要件単位は124単位なので、最低でも75単位を編入後にとらなければいけません。3年前期は18科目34単位を履修登録しました。
単位認定結果は、実はかなりショックだった。今までのことを否定されたような感覚。
— 葵 (@No_AA89BD) 2019年4月24日
誰と話しても、なんとも言えない孤独感に苛まれた。大変だねって言われても、持ち単位が減るのはわかってたよね?がそのことばの裏にあるように思ったから。実際は、誰もそんなことは口にしてなかったんだけどね。
Twitterでの報告はケロッとした感じの内容でしたが、実際は単位認定の結果がわかってからの1~2週間はほぼ毎夜、泣いてしまっていました。親にも友人にも、言えたのは、49単位しかもっていない状態で3年生が始まるということだけでした。胸がえぐられるような気持ちは、言えなかったです。もし言ったら、自分の編入するという選択が間違っていたかのような気持ちに飲み込まれてしまいそうで。たとえどんなことばが返ってきても結局はこれから自分でどうにかするしかないんだって。慰めのことばなんか聞きたくない、と当時は思っていました。
でも今考えると、誰かに聞いてほしかったんだと思います。何も言ってくれなくていいし、かわいそうだなんて思わなくていい。ただただ聞いてほしかったんだと思います。
そういえばTwitterで言ってなかったけど、教職とらないことにしました。49/124(単位)スタートで、あと2年で卒業する予定。
— 葵 (@No_AA89BD) 2019年4月24日
2年で卒業or教職とって3年で卒業 で悩んで悩んで悩んで、最終的に出した私の答え。
親、先輩、先生たちに話を聞いてもらったり話をしてもらったりした上で、今後の道筋を決めた。
— 葵 (@No_AA89BD) 2019年4月24日
業界の状況・現実、親の想い、家庭の事情、自分の将来など、考えることが多かった。どうしたいのか、どうするのが一番いい決断なのかが自分でもわからなくなって、数日間はメンタルやられてた。
編入したらしたで、今までなら現れてなかった選択の場面にぶち当たる。選択するのは難しいけど、これが悪いことだとは思わない。
— 葵 (@No_AA89BD) 2019年4月24日
この先もおそらくずっと何かを選んで進んでいく。人生ががらりと変わってしまうような場面で選択に迷ったとしても、最後は思いっきり飛び込んでいけるようにしたい。
一時期は教職とって卒業しようかなども考えましたが、さらに自分自身で考えたり、周りの人と話したりして、結局教職はとらないことにしました。
認定単位数が想定よりも少なかったことから、編入後の履修科目や時間の使い方について再度考えなければいけませんでした。自分の人生を再考すること自体が辛いのではありません。時間がない中で、短期間のうちに一定の答えを出さなければならなかったのがきつかったです。履修登録の期間が延長されることはないし、時間はどんどん過ぎていきます。大学生を2年経験してきたけれど、大学が変われば様々なシステムも変わるので、そのストレスもありました。もう少し時間に余裕があったらよかったなと思います。
3. おわりに
最後に、大学に対して言いたいことを言って本稿のまとめとします。
編入試験出願時の要件として決められている単位数分は認めてほしい!!!
60~62単位は最低限欲しい!!!
「単位認定で心を折られてからが編入だ」なんてタイトルをこの記事には付けましたが、もちろん本音としては、心折ってくるなと声を大にして言いたいです。編入先の大学の一員になるために受ける洗礼は、過激なものじゃなくていいでしょう?
それではまた!
葵